1年目やこれから看護師になる方は、今後ボーナスがどれくらい増えるのか気になりますよね。なかなか聞けないお金の話ですが、ここでは中堅看護師の私がどれぐらいボーナスをもらったのか赤裸々にお伝えしようと思います。
看護師のボーナスってどれくらいもらえるの?
看護師のボーナスは地域や美容系なのかによってもらえる金額は大きく変わってくるようですが、私の周りでは3.5~4か月程度もらえるところが多い印象です。ボーナスは毎回同じではなく、その時々によっていくらもらえるのか変わってきますが、夏は1.9ヶ月前後のことがほとんどです。昨年はコロナのために診療が行えず病院全体が赤字であったため1.8ヶ月ほどでした。
ちなみに2020年の厚生労働省のデータでは看護師全体の平均ボーナスは夏と冬を合わせて85万7500円【出典:令和2年賃金構造基本統計調査】となっています。看護師の働く場所も様々なので個人のクリニックや施設ではまた違う数字になるかと思います。
看護師7年目の手取りのボーナスはいくら?
今年のボーナスの手取りを教えちゃいます!
今年のボーナスは昨年の減給もあったためか0.2ヶ月分ほど増えてました。
そんな私のボーナスは総支給額63万円。控除額が12万円ほどなので手取りは51万円ほどでした。昨年の厚生労働省のデータと比べると夏だけで年間の7割近くを頂いていることになるので多いほうになりますね。
看護師のボーナスはほかの職業と比べて多い?少ない?
厚生労働省の令和2年の夏のボーナスでは金融業が一番多く、1回の支給で130万円以上もらっているようですね。
- 金融 1,398,976円
- 電気業 1,304,726円
- 銀行 1,013,902円
総合病院は保険診療がほとんどなので、利益を最大限に出そうとしている大手企業と比べると夏・冬合わせても1回の支給に届きません。ちなみに医師のボーナスは平均80万円~100万円だそうです。上を見ていたらきりがないですが、全体の中では看護師のボーナスはどれくらいもらえているのでしょうか?
以下は厚生労働省が発表している令和2年の年齢別の年間賞与の表です。
7年目の私の場合は太文字の部分に当てはまります。年間賞与がおよそ66万ほどなので、看護師のボーナスは全体と比べたら多いほうになります。看護師全体の平均ボーナスが85万7500円とのことだったので、30代前半までは全体的に高い水準となります。
所定内給与額(千円) | 年間賞与その他特別給与額(千円) | |
~19歳 | 179.6 | 127.0 |
20~24歳 | 212.0 | 378.1 |
25~29歳 | 244.6 | 665.1 |
30~34歳 | 274.4 | 795.0 |
35~39歳 | 305.2 | 935.4 |
40~44歳 | 329.8 | 1036.6 |
45~49歳 | 347.4 | 1133.1 |
50~54歳 | 368.0 | 1218.5 |
55~59歳 | 368.6 | 1190.2 |
60~64歳 | 289.3 | 670.5 |
65~69歳 | 257.4 | 363.4 |
日本生命保険相互会社が2019年に行ったアンケート調査では20代女性のボーナスの平均支給額は34.7万円であったと発表しているので、やはり看護師のボーナスは少なくはないです。
総合病院で働く7年目看護師のボーナスは予想より多かったですか?少なかったですか?20代では比較的多いほうでしたが、看護師の給料は経験年数が上がってもあまり年収が変わらないと言われています。看護師全体のボーナスで見ると、30代後半からは平均を下回ってしまいます。
全然賞与がない!という方はボーナスを上げるために大学病院や美容クリニックなどへの転職も考えてみるのもいかがでしょうか。