看護学生・新人看護師

現役看護師が考える働き方「看護師ってほんとに安定してる職業?」

この記事では、人生100年時代の看護師の働き方について看護師として記載しています。

看護師、何歳まで続けられますか?

看護師何歳まで続けられるかブログ記事

7年近く看護師をやっていますが、コロナの影響でボーナスは多少減りましたがそれ以外は固定給も変わらないし残業代も申請した分は出てる。コロナ手当も私の病院ではもらえているので、コロナのダメージが直撃した飲食業などに比べれば、職が無くなることもないですし安定しているなと感じます。

たぶん、世の中的には看護師って給料も安定しているし、超高齢化の日本では看護需要はこれからますます増えていくため、看護師という仕事はこの先も無くなることはないでしょう。

でも、看護師の仕事って何歳まで続けられますか?

看護師でそれなりにお給料をもらうのであれば、やはり夜勤は必須になります。美容系のクリニックであれば日勤のみである程度の年収は得らますが、50歳、60歳となったときに美容系のクリニックで果たして働けるのか疑問もあります。今後も未知のウイルスが出てきたときは看護師として働かないといけないストレスや、高齢化の進む中でさらに現場は人手が足り、さらに多忙を極めることも予想されます。

これからの人生は100年時代へ

100年時代の働き方

私は月に5~6回ほど夜勤をしていますが、正直年齢が経つにつれて夜勤は辛くなってきました。新人の頃は明けで旅行やカフェ巡りをしたり、寝るのがもったいない!という気持ちでしたが、28歳の現在は明けで寝ないと次の日の休日が何も手がつきません。

世界の人々の寿命が延びており、今20代・30代の人の寿命は100歳を超すと言われています。65歳で仕事を引退してしまうと、不労収入などがない場合は寿命までの35年は仕事をせずに貯蓄のみで生活する必要に迫られます。当然、35年も仕事なしで生活できる人はほとんどいないでしょう。国民年金の受給も現状から考えると、65歳からもらえる可能性は低いです。

すると、今度は定年を引き上げていく必要があります。60歳で定年して老後の生活を送るという当たり前が,50年後には当たり前じゃなくなります。70歳、80歳まで働かなければ生活できなくなる未来が待っています。

そんな未来を想像したとき、あなたは今の仕事を80歳まで続けることができますか?

今の普通は〝普通〟じゃなくなる

今の普通は続かない

大企業トヨタでも終身雇用はムリな時代 ジョブ型とメンバーシップ型

ジョブ型って聞いたことはあるでしょうか?実は日本の終身雇用制度というのはかなり世界の中でも特殊なものになります。アメリカではジョブ型が基本で、1つの仕事に対して適任者を募集するため、日本のように営業部から人事部といった異動はありません。メンバーシップ型の日本では、仕事が無いときでも人を雇っているため会社は月給を払う必要があります。そのため、今後日本でもジョブ型にシフトしていくと言われており、実際にジョブ型を取りいれている企業も出てきています。

看護師もフリーランスでの働き方が増えてきている今、ジョブ型の働き方が出てくる可能性もあります。大企業が終身雇用が困難な現代、今の病院に定年まで務められる保証はありません。

仮に今の定年である60歳まで働けたとしても、体力や精神的に60代以降も現場で看護師を続けることはかなり難しいと思います。60歳まで看護師を続けたあと、退職したときの自分に何ができるのか考えてみてください。そのときの自分は70歳、80歳になったときにどうやってお金を稼ぎますか?

今の〝普通の暮らし〟は贅沢な暮らしになりうる

結婚して、家を買って、子供を持つこと。

これってそんなに贅沢な願いじゃないですよね?クレヨンしんちゃんの野原一家のような暮らしって私たちが思い描く〝普通の暮らし〟じゃないでしょうか。ですが、将来的にはこの暮らしが贅沢な未来になる可能性もあります。

日本の人口動態は近年減少していくばかり。高齢化に歯止めがかからない日本では、働ける人口が減っていくため国としての収入が減っていくことを意味しています。経済が落ち込んでいく中で今の〝普通〟を望んでいても生活水準が下がっていくことになります。

看護師以外の収入の柱を作っておこう

看護師だからお金には困らない。そんな風に考えている人は50年、60年後の未来を想像してみてください。きっと、看護師だから将来がずっと安定しているわけではないと感じるのではないでしょうか?

これからを生きる私たちは、望んでくても寿命が延びることで老後の時間がどんどん長くなっていきます。老後を不安なく過ごすためには、看護師の収入だけに頼らず、病院のお給料だけに頼らず、自分で収入を作り出していく力をつける必要があります。

国はすでに、個人年金を勧めていたり老後の2000万円問題について提言しており、国に老後のお金に頼ることはできません。自分で自分の老後の面倒をみなければ誰も助けてくれないでしょう。

50年後、安心して老後を迎えられるためにも看護師以外の収入の柱を作っていけるように準備していくことが大切だと考えています。副業や投資の勉強はこれからの時代は必須なのだと思われます。

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